
送出機関協会
現在、インドネシア全国には400以上の送出機関が存在しており、そのうち187機関が AP2LN(送出機関協会) に加盟しています。AP2LNは、この広大な国において最大規模の送出機関協会です。
国内外の産業の発展を支える質の高い海外技能実習制度の実現に向けて、AP2LNとその加盟機関は、以下の取り組みに真摯に取り組んでいます。すなわち、健全かつ効果的なリクルート体制、教育・研修制度、費用制度、そしてモニタリング・指導体制の整備と維持 に努めております。
これらの取り組みを通じて、海外技能実習制度が生み出す前向きな影響が、何よりもまず実習生本人にとって確かな成果となることを目指しています。
送出機関にとって、AP2LN の会員となることで、直接的・間接的に多くのメリットを得ることができます。
しかしながら、会員として認められるためには多くの条件を満たす必要があり、特に役員として活動するには、より厳しい基準が求められます。
JIRITSU NUSANTARA 送出機関 は、この大規模な協会において中央執行部の一員として活動しています。
AP2LNおよびインドネシア政府と連携しながら、インドネシアと日本の間で行われる海外技能実習制度を通じて、国家の自立と人材の育成を目指すという大きなビジョンを掲げて取り組んでおります。
これまでの多くの機会において、AP2LN 会長 Bapak Firman Budiyanto 氏は、協会の役員および加盟する各送出機関に対し、常に次のように呼びかけ、励ましの言葉を送ってこられました。
「海外技能実習の実施にあたっては、関係法令を遵守し、インドネシアという国の名誉を守る意識を持って取り組むことが大切です。」
AP2LNの一員として、私たちはこの理念を共有し、常に誠実かつ適正な実習運営を心がけています。
インドネシア駐在日本国特命全権大使 カナ金杉 憲治閣下 より、令和5年度「在外公館長表彰」が AP2LN に授与されました。
この表彰は、日本とインドネシア両国間の良好な関係の発展に貢献したこと、および日本における技能実習制度の活用促進に尽力し、実習生が送出機関に支払う適正な費用制度の推進にも寄与したことが高く評価されたものです。この内容は、2023年4月3日付で在インドネシア日本国大使館公式ウェブサイト(www.id.emb-japan.go.jp) にてプレスリリースとして発表されました。
この内容は、2023年4月3日付で在インドネシア日本国大使館公式ウェブサイト(www.id.emb-japan.go.jp) にてプレスリリースとして発表されました。
AP2LNにとって、この表彰は大きな信頼の証であり、加盟機関および関係者一人ひとりがそれを自覚し、各送出機関研修制度と教育の質をさらに向上させていく責任があることを意味しています。
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